当科では2014年以降内視鏡手術(内視鏡下経鼻下垂体腫瘍摘出術、内視鏡下血腫吸引除去術など)や血管内治療専門医協力のもと血管内治療(動脈瘤コイル塞栓術、頸動脈ステント留置術:CAS、脳腫瘍血管塞栓術など)による低侵襲手術を積極的に行っています。
また手術の安全性・正確性の向上のため、顕微鏡下蛍光観察(脳血流確認のためのICG、悪性脳腫瘍可視化のために5ALA)やニューロナビゲーションシステムを使用し脳機能温存を目指した脳外科手術を行っています。
特に下垂体腺腫に代表される下垂体腫瘍は頭蓋内良性腫瘍として頻度の高い腫瘍です。その特徴として腫瘍によるホルモン過剰症状(高血圧、糖尿病、顔貌の変化など)や欠損症状(倦怠感、冷感など)を呈し多彩な臨床症状をきたします。そのため脳外科の技術はもとより内分泌学知識を必要とされる疾患です。
当院は日本内分泌学会専門医(脳神経外科部門)の所属する施設であり、下垂体腫瘍に対する外科治療(内視鏡下経鼻手術)はもちろん、術前後のホルモン検査およびホルモン補充療法まで一貫した治療を行っていますのでお気軽にご相談ください。
①下垂体腫瘍(下垂体腺腫、先端巨大症、ラトケのう胞、頭蓋咽頭腫など)
②卒中、腫瘍、頭部外傷など脳外科全般
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